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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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インスリン注射で血糖値を下げる

インスリンは、すい臓から出る体内ホルモンの一つで、血糖値を下げる働きをするほぼ唯一のホルモンです。インス リンは、すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられています。食事によって血糖値が上がると、すい臓のβ細胞がこの動きをすばやくキャッ チして、すぐにインスリンを分泌します。血糖が全身の臓器にとどくと、インスリンの働きによって臓器は血糖をとり込んでエネルギーとして利用したり蓄えた り、さらにタンパク質の合成や細胞の増殖を促したりします。こうして、食後に増加した血糖はインスリンによって速やかに処理され一定量に保たれます。
糖尿病は、すい臓から出るインスリンが減少するか、またはインスリンの働きが悪くなって、血糖値を下げられなくなった状態(高血糖状態)が続く病気です。

インスリン治療は、本来すい臓で作られているインスリンを、体外から注射で補う治療法、つまり、お薬のサポートで人間が持つ本来の血糖値を下げる働きを取り戻す、身体にやさしい治療法なのです。

インスリン、ブドウ糖、血管、細胞の関係を示したイラスト3

インスリン治療は、なぜ早くはじめたほうがよいのか?

インスリンは、すい臓の働きによって作られています。血糖が高い状態が続くと血糖値を下げるためにすい臓はインスリンを出そうと常に働き続けま す。その結果、インスリンの分泌は徐々に少なくなり、やがては分泌そのものがなくなってしまう危険があります。糖尿病と診断された時点で、既にインスリン 分泌は健康な人の約半分に低下しているという調査結果も報告されています(図)。

すい臓の機能低下1

 

インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとするすい臓の働きすぎを防ぎ、疲れたすい臓を一時的に休めることができます。インスリン治療によってすい臓の働きが回復したら、インスリン注射の回数を減らせたり、飲み薬だけの治療に戻せる可能性もあります。
すい臓の機能が低下する前にできるだけ早くインスリン治療を開始して、よりよい血糖コントロールをめざすのです。

 

早くはじめるとすい臓の機能が回復しやすい

血糖値が高い状態が続くと、すい臓はインスリンを出そうと常に働き続けます。その結果、インスリンの分泌は徐々に少なくなり、やがては分泌そのものがなくなってしまう危険があります。

インスリンの働きが低下、もしくは無くなることは、身体の血糖を調整する働きが弱まることで、血糖コントロールが悪化し、血管が傷ついていくために、合併症の進展に大きく影響します。

糖尿病と診断されても、すい臓の機能が十分残っているうちに、より早くインスリン治療を始めて、体外から注射でインスリンを補充すると、すい臓の負担を減らすことができます。結果としてすい臓が正常に働けるように戻すことができる可能性もあります。
また、早期に治療を始めることで、注射も1日1回ですむ場合もあり日常生活への負担を軽減しより少ない注射回数から始めることができますし、お薬の量を減らすことができます。
治療がしっかり継続されれば、血糖コントロールもよくなり、合併症予防やその進展を遅らせることができます。また、血糖値・HbA1cが非常に高くなる前に早くはじめれば、インスリン治療をやめられることもあります。

 

出典:Sanofi